視能訓練士の歴史
視能訓練士の歴史は、海外では1929年にイギリスで誕生したが、日本で第1回視能訓練士国家試験が行われたのは視能訓練士法が成立した1971年と、かなりあとになる。
国家資格の視能訓練士誕生
1957年、弱視や斜視の矯正訓練を行う視能矯正専門職が誕生。日本眼科医会は1969年に認定試験を行い、合格者85名が視能訓練士として認定された。2年後の1971年、この試験は国家試験となる。しかし視能訓練士法で認められた業務は「医師の指示の下に、弱視、斜視など物を見る機能に障害のある者に対しその機能回復のための矯正訓練およびこれに必要な検査を行うこと」だったので、一般の眼科治療チームの一員として活躍するまでには至らなかった。
医療専門職としての視能訓練士
1993年に視能訓練士法が改正された。この改正でこれまでの業務のほかに「医師の指示の下に、眼科検査を行うこと」「診療の補助として両眼機能の回復のための矯正訓練およびこれに必要な検査並びに眼科検査を行うこと」が規定された。これにより眼科では、看護師とともに視能訓練士が医師の診療をサポートするための矯正、リハビリとリハビリのための検査、眼科一般検査を実施できるようになった。ここで医療専門職としての視能訓練士の地位が確立されたといえよう。